ダンケルクをIMAXで観た!!
『ダンケルク』を日本唯一のIMAX次世代レーザーで観てわかった、109シネマズ大阪エキスポシティに行くべき理由 | ORIVERcinema
を読んで、衝動的にダンケルク観てきました。
品川のIMAXで!
確かに、大阪程ではないのかもしれないけど、視界全部が画面ってのは楽しい映画体験。映画っていいなぁって思いながら楽しく観ました。
そして、『インセプション』『ダークナイト』『インターステラー』の、
クリストファー・ノーラン監督の最新作&初の実話!
9日間に、860隻の船舶が急遽手配され、331,226名の兵(イギリス軍192,226名、フランス軍139,000名)をフランスのダンケルクから救出した。この“ダンケルクの小さな船たち”(Little Ships of Dunkirk)には、様々な貨物船、漁船、遊覧船および王立救命艇協会の救命艇など、民間の船が緊急徴用され、兵を浜から沖で待つ大型船(主に大型の駆逐艦)へ運んだ。この“小さな船たちの奇跡”はイギリス国民の心に深く刻まれ、大いに士気を高揚することとなったが、実際には兵の80%以上が港の防波堤から42隻の駆逐艦その他大型船に乗り込み撤退していた。
こりゃ期待するしかないって作品だった。
そして、本日の鑑賞↓
観ていて、一番気になったのは、
「敵の描写が最低限だった」こと。
キャラとしてはの敵は不在。
敵機、魚雷、銃弾、銃声、以外の敵の描写はほぼ無し。
なのに、死ぬかも、という緊張感が異常に続く映画。
物語やキャラクターの心情の掘り下げ、必要最低限。
でも、心に残る。
生き残ろうとする、沢山の人間の「様」は、恐ろしくも強い「生」を感じるものなのかもしれない。
映画館でこそ観る映画だった。
まだまだ公開中。是非にーー。
クラウドファインディングで広告企画!お風呂遊園地はいくら集めた?
別府温泉のCM企画から始まった
「湯〜〜園地」
大分の別府温泉の、広告企画で、100万再生いったら、実現!って企画。
晴れて再生、そして三日間限定で実際に遊べる遊園地としt登場。
メディアに取り上げまくったので、広告企画の成功例として、今後も取り上げられる企画になるのでしょう。
そして、実現に必要なお金で足りない分1千万を集めましょう!
ってことで、利用されたのがクラウドファインディング。
最近の流行りですね。
クラウドファンディング(英語: Crowdfunding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。ソーシャルファンディングとも呼ばれる。
そこで使われたのが、クラウドファインディングサイト
「CAMPFIRE」さん↓
乱立するクラウドファインディングのサイトでも良く名前を聞くサイト。
1千万目標で、集まった金額がなんと……
33,966,585円
目標金額の3倍!凄いですね。
ちなみに、一番安い記録動画にクレジットを入れる、で3千円。
入園券は一人8千円。
面白かったのは購入者がいなかったけど、一番湯の権利が50万!
謎だったのは、打ち上げ温泉権(花火です)100万!!
1分間花火と、名前のアナウンスの権利・別府市長とのサシ飲み権利らしい。これも購入者無し。
企画は大成功だし、企画者が楽しんでるなって思えたので、素敵ニュースだった…!
こういう、素敵な広告事例は覚えておきたい…!
こんな夏を涼しくするホラー小説5選!
日常のインプットをアウトプットしていきますー。
夏だからホラー小説を買いあさった。
夏って何で、ホラーが読みたくなるんでしょうね。
恐怖を覚える瞬間、脳内活性されて、暑さを
昨日はちと、ホラーなニュースを観ました。breaking-news.jp
「高校生らが侵入した「千歳楼」は、JR定光寺駅からほど近い場所にあり、1928年に創業された旅館です。1990年代前半に人気を集めるなどした過去がありましたが、その後徐々に客足が減っていったということです。その後、2003年に破産。さらに2012年には敷地内から白骨遺体が見つかるなどしたことから、インターネット上では「心霊スポット」として有名になっていました。破産後は誰も管理をしていないことから、建物内には旅館で使用していた布団が放置されているほか、窓ガラスが割れたまま放置されており、「廃墟」の状態となっています。」
もう既に、この一報だけでホラーな小説や漫画が描けそう。
そんなニュースを聞いて、ホラー小説を読みたくなったので、オススメを数冊……。
人の脳は恐怖を快感って思える構造を備えてます。
幸せな新婚生活を営んでいた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘・知沙の名前であった。原因不明の怪我を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。一連の怪異は、亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのだろうか? 愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。はたして“ぼぎわん”の魔の手から、逃れることはできるのか……。怪談・都市伝説・民俗学――さまざまな要素を孕んだノンストップ・ホラー!
2015年日本ホラー小説大賞受賞作。
恐怖の描写が巧みで、様々なタイプの恐怖が詰まっている。
視点が変わる、少し独特な三部構成。
一部は田原秀樹の視点から描かれる”ぼぎわん”の分からないものに狙われる、近づいてくる怖さが秀逸。一部の終わりは正直「ええええ〜」って恐怖で声を上げてしまいました。
二部は秀樹の妻、香奈の視点。娘の知紗に迫り来る”ぼぎわん”、娘を守り抜きたい母の視点。
特筆すべき描写は、香奈から見た秀樹の姿。人は主観でしか物事を見れないのかもなぁ、と考えさせられる。
そして、三部は秀樹に霊に纏わる問題解決を依頼され、”ぼぎわん”に関わることになるホラーライター野崎の視点。
野崎の恋人で霊能者、真琴が負傷し、彼女の姉で真琴より強力な力を持つ琴子と共に、”ぼぎわん”と対決するラストバトルが描かれる。
昔からある、「忌まわしい何か」という題材だが、丁寧な構成と筆力で描かれているので、あっという間に読めてしまう。
そして、「ぼぎわん」の正体が切ない…。
借金で首が回らなくなった倉見は、借金の取り立て会社に身請けされることに。ある時、社長から小さな漁師町の水産加工場へある物を運ぶよう命じられる。だが、何を運ぶのかは、決して教えてもらえない……。取り立て屋とデリヘルの運転手をしている倉見勝。社長の千脇の“金銭哲学”に心酔している勝に、新たに命じられた「仕事」とは…。「東京近郊に『黒牟』という街がある。そこにコンテナを運べ。一往復で十五万だ。小学生にだってできることだ」鬼か人か。疑念と恐怖に心が蝕まれていく!入り組んだ路地、運び込まれる冷凍の箱、饐えた臭い、黒い顔。表情のない男たちが蠢き、うなぎが群れる―超弩級の暗黒ミステリー。
不気味な黒牟の街と人々。
まるで、都市伝説のようにも思える導入。
アジアの下町のような光景で繰り広げられる、アンダーグラウンドな仕事。
裏社会へのイメージで「ありそう」と思えることを巧みに利用して読者を惹きつける運び方で怖がらせる作品。
「うなぎ」の生体への目の付け所が素晴らしい。たんぱく質はなんでも食べ、強靭な顎で骨以外は残らないそうだが…。
この家は、どこか可怪(おか)しい。転居したばかりの部屋で、何かが畳を擦る音が聞こえ、背後には気配が……。だから、人が居着かないのか。何の変哲もないマンションで起きる怪異現象を調べるうち、ある因縁が浮かび上がる。かつて、ここでむかえた最期とは。怨みを伴う死は「穢(けが)れ」となり、感染は拡大するというのだが──山本周五郎賞受賞、戦慄の傑作ドキュメンタリー・ホラー長編!
映画化もされたが、断然小説!映像化すると、有名な女優さんが出ているだけで、怖さ半減。
呪怨も奥菜恵とか出てきた時点で、怖いより、綺麗。演技頑張ってるなぁってなってします。
ホラー映画は、誰も知らない俳優陣で創ってくれればリアリティが増す気が…。
さて、本作はハーフフィクションとのこと。
いったいどこまでが本当で虚構なのか、塩梅が見事。
小野不由美さんのもとに、読者から「自分の住むマンションの一室で異音がする」と投稿があった。
単体では物語にはならない、読者の少し怖い体験怪談だが、その一室で人が死んだりしたことはないらしい。
また、同じマンションの別の部屋には、なかなか人がいつかない部屋があるが、しかしマンション内でも特に平気で暮らしている人もいるという。投稿者と共に、土地の歴史を遡っていくと・・・。
怪異についての調査が主な話だが、演出された盛り上がりがないため、圧倒的なリアリティがある。
じんわりと身の毛立ってくる一冊。
面白いのだけど独り暮らしの人には絶対お勧めできません。
岡山の遊郭で醜い女郎が客に自分の身の上を語り始める。間引き専業の産婆を母にもち、生まれた時から赤ん坊を殺す手伝いをしていた彼女の人生は、血と汚辱にまみれた地獄道だった…。―教えたら旦那さんほんまに寝られんようになる。…この先ずっとな。時は明治。岡山の遊郭で醜い女郎が寝つかれぬ客にぽつり、ぽつりと語り始めた身の上話。残酷で孤独な彼女の人生には、ある秘密が隠されていた…。岡山地方の方言で「とても、怖い」という意の表題作ほか三篇。文学界に新境地を切り拓き、日本ホラー小説大賞、山本周五郎賞を受賞した怪奇文学の新古典。
岡山が舞台。呪われた場所や人に纏わる怪談4篇。
親に嫌われ、売られてきた遊女の数奇な身の上話である表題作。
4篇、登場人物たちすべて、ろくな人間でなく、解決しようもない話が続く。
人間関係が「倦む」ことから生じた共同体が、引き出す残酷な人間性を、細やかに描写している。
人間は残酷だ、と思わされる。
途中でオチが読めてしまうが、ラストで、もう一つ、怖く落とすところが良かった。
女将さんの指輪を巡って娼婦が死んだ事件の謎が物語の縦軸。
静かに、でも確かに怖い。
日本のホラーとはまさしくこういうものだと思う。
人はここまで悪になりきれるのか? 人間存在の深部を襲う戦慄の恐怖。巨大なモラルの崩壊に直面する日本。黒い家は来たるべき破局の予兆なのか。
若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに…。恐怖の連続、桁外れのサスペンス。読者を未だ曾てない戦慄の境地へと導く衝撃のノンストップ長編。第4回日本ホラー小説大賞大賞受賞作 。
「怖いもの見たさ」な気持ちを十分に満たしてくれる、一つの完成形。
怪異など一切出てこない現代の話なのに、湿度が高くどこかべたっとした気色の悪い感触がいつまでも続く。貴志祐介は、追いかけられる恐怖を描くのが本当に上手い。
己を殺そうとしてくる、相手の息遣いを聞ける描写が、特に秀逸。非人間が産む恐怖より、人間が醸し出す異常性の方がやはり圧倒的に恐ろしい。「保険金殺人」という実際に「ありえる事」だから、心に迫るのか。読んで損が無いのは間違いない。
フィクションなのにとても「現実味」があり、読み上げた後もしばらくの間、恐怖の余韻が残る。
ゆっくり時間をとって読んで欲しいーー。
「恐怖は常に怪異ではなく、人から生まれる。だから怖い。」
という小説が好きなんだなって思えた。
夏の寝苦しい夜に恐怖を是非楽しんで頂ければーー。